読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Into the wildを観た

映画

 

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]

 

 裕福な家庭に育ち、何不自由なく過ごし

名門の大学を卒業。約束されたはずのエリートコースを蹴り

主人公がアラスカまで真実を求めて旅をするというお話。

 

モーターサイクルダイアリーにどことなく似ている。

ゲバラがオンボロのバイクで南米を旅したように

このInto the wildも主人公のクリストファーが旅をし、感じ、なにかを学んでいく。

「この物質社会には飽き飽きしてきたんだ」というクリストファーの言葉に共感できる部分もある。でも、この映画にはなぜか狂気を感じた。

 

麻薬やドラックに明け暮れる人達や社会から離れて小さなコミュニティを形成し楽しんでいる人達。問題なのは、この映画が自分に何が正常で何が異常なのか、何が常識で何が非常識なのかが分からなくなるということだ。

 

本当に分からなくなる。クリストファーが正しくも思えるし、社会の中で普通の生活を送っている人達も正しいようにも思える。クリストファーが間違っていて、社会の人たちも間違っているようにも思える。

 

観た感想は、狂気と中毒性があるということだった。

サリンジャーの書いたライ麦畑で捕まえてくらいの勢いだ。

 

ただ、こういうワイルドな生活を送る人達は実際にいる。それも身近に。

大学でもこういう人たちを紹介する授業があった。

自然のなかに身を置き、手と足と武器を持って生活するのを楽しんでいる人達。

ある女性はカナダの北部に行き、熊を打ち殺し、ナイフで細かく肉を切り裂き食べていたし、ある男性は鹿を狩り解体して食べていた。

 

いったいなにが彼等をそう駆り立てているのか分からない。

この映画もしかり、彼等もしかり、僕はなんだか恐ろしくなってきてしまった。

 

映画の名言

映画の最後でクリストファーが一冊の本にこのような言葉を記した。

幸福とは誰かと共有しあうことだ