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I want to sleep a little.

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長崎から帰ってきました。羽田空港に着いた時に「ああ、やっと全ての日程が終わったのだ」と実感することができてホッとしています。

お盆に長崎に帰ったのは小学生以来のことで、15年振りかと思います。そのときの記憶なんてほとんど残っていませんから、今回、とても新鮮に感じられました。なにもかも新しいことばかりでもあり、記憶の片隅に残ってるものを上書きするようなこともありました。

特に精霊流しに参加できたことは、大きな出来事だったと思います。精霊流しに参加するなんてこと(このことが物語るのは、身内が亡くなったということです)は、僕が長崎で生まれたことの一つの特権でもありましょう。

当日は、夜の静寂と共に重々しい鐘を鳴らし、爆竹をバンバン鳴らしました(爆竹を鳴らすのは魔除けのためです)。そして、精霊が乗った船を西方浄土まで運んでやりました。これで、祖母の心も安まることだろうと思います。精霊流しというのは実に悲しい祭りです。

なかには、涙を流しながら精霊船を押している人もおられますから、そのことを思うと単なるお祭りではないということは肝に銘じなければなりません。その裏に隠された悲しみを読み取らなければなりません。

徒然と書きましたが、長崎はとても良い街です。海は湖のように穏やかですし、港はいつも人で賑わっています。一日の最後に、出島ワーフまでふらっと散歩をして、ビアガーデンでキリッと冷えたビールを飲む。そして、ゆらゆらと波打つ港をぼーっと眺めて、一日の出来事を一つ一つ振り返り思案します。実はまだ、整理しきれていないことが多くあり、どうしたものかと考えを巡らせているところです。

日常を取り戻すまでに、もうしばらく時間がかかりそうです。

精霊流し (幻冬舎文庫)

精霊流し (幻冬舎文庫)