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Losing money

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[海岸沿いを走っていたら、海がキラキラ光っていたので思わす写真を撮った。海の上に太陽が浮かんでいた。海鳥は楽しそうに飛び、サーファーは心地よい波を身体に受け、子どもたちは元気よく浜辺を走っていた。]

お金がない。周りが着々と卒業旅行の計画を立てている中、1人だけ参加できない学生がいる。つまり、僕のことである。といっても、中学の頃の友人達と京都、奈良旅行の話を進めているわけだから、そんなに悲惨というわけでもない。旅のテーマは、「中学の思い出に浸ろう」である。こんなテーマを提起するなんて、僕も友人達も歳を取り始めてきたということなのだろう。

思えば、中学の頃の修学旅行はとても楽しかった。旅行前に、友人達とどこを観光するのかの予定を立てたり、それに纏わる歴史について調べたりして、楽しかった。奈良には鹿がたくさんいたし(なんで、あいつらあそこに住み着いてしまったのだろう?)、大門の圧倒的スケールのデカさに腰が引けたりもした。まあ、色々とあったわけだけれども、ホテルの中が一番盛り上がったかもしれない(変な意味ではなくて)。友人の1人が、ベッドの上で馬鹿みたいにジャンプし、その結果、バネが二つ取れて、サンドウィッチみたいに挟まれてしまった。多くの生徒がその現場に詰め掛け、大いに笑った。僕も野次馬の一人だった。このことは、文章ではうまく伝えられない面白さなのだが、とにかく跳ねていたらベッドが「く」の字に曲がってしまったのだ。さすがの先生達も目の色をかえて、コテンパンにその生徒をやっつけてた。

一方、高校の頃の修学旅行はというと…あまりパッとしなかった。一日目の農業体験は素晴らしいものだった。軽トラックの荷台に乗って風を感じたり、冷んやりとした川で、岩魚を獲った。二日目が散々だった。野球部だったから、修学旅行にも関わらず素振りをさせられたし、ある人は5キロ近くランニングしていた。僕は僕も含めてみんなキチガイにしか思えなかった。大体、ホテルの前で素振りするなんてアホなことして一体何になるのだろう?そんなのでヒットやホームランが打てるわけないよね。<野球部は、修学旅行でも野球のことだけしか考えられません>というイメージを植え付けたいのか、<僕たちは遠く遥々北海道にやってきても、やっぱり野球が好きです>ということをみんなに知って貰いたいかのどちらかだと思う。結局、僕はバットを持って外には出たけれど、素振りをするなんてキチガイな行動は起こさなかった。高校の頃の僕は、どことなく冷めていた。権威や権力、ルールというものは反抗したり破ったりするものだと思っていた。もちろん、タバコとかアルコールなんてものは手を出さなかったし、高校デビューなんていう社会学者の好きそうな行動にも出なかった。ただ、非合理的なものに対して反発していただけだ。それが、今にも至っている。

さて、文章的寄り道をしてしまったわけだけれども、僕はお金がない。いや、正確に言えば1万5650円口座に入っている。来月には、5万6000円が振り込まれる。以上が全財産だ。「アルバイトすれば良いじゃん」と思ったのだが、本を読む為の時間が惜しかった。まだまだ、読んでない本が部屋にはたくさんあるし、それらを片っ端からやっつけたいと思ってたから、やめることにした。そもそもお金がなくなったのは、教習所に通い始めたからだ。そのせいで30万が無くなってしまった。両親からお金を借りることも考えたが、それは、「恥」だと思ったし(たぶん、九州の気質なのだろう)、「負い目」があった(これもそうだと思う)。だから、借りなかった。旅行の為のお金を借りるなんで言語道断、鉄拳を食らうレベルの精神的ダメージを受ける。だから、借りれない。

そういえば、教習所で適性検査をやってみた。結果は普通以下だった。運転適性度は「2」で、運転安全度は「C」だった。検査中に「好きな絵と嫌いな絵を選べ」とか「影がどんな形に見えるのか」という問題があって、周りはパッパパッパ答えてたのだけれども僕は「どれも好きではないなぁ」とか「この影は山下達郎にそっくりだな」とか考えてたせいで、十分に答えることが出来なかった。ちなみに、検査結果にショックを受けて、しばらく嫌になった。それは置いといて、教習所のせいで、お金がない。

お金がないから、本も買えない。でも、買ってしまう。性なのだろう。例えば、

BRUTUS (ブルータス) 2015年 1/15号 [雑誌]

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絶望名人カフカの人生論 (新潮文庫)

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リヴァイアサン (新潮文庫)

リヴァイアサン (新潮文庫)

の4つを買ってしまった。でも、ブルータスとカフカ以外は200円だったし、合計で1500円くらいだ。買ってすぐにモフモフとした顔を浮かべて家に帰った。でも、こういう記事を読むと、物欲を抑えるのが難しくなりそうだ。

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無名塾wiki(傑作文学100選)

そういえば、お金ってどう使えば良いのかと考えてみた。僕の頭から絞り出した答えは、(1)自分を満たす為、(2)皆んなと共有するため、(3)相手を喜ばせる為、の三つがありそうだ。

(1)は、無論、自分を楽しませたり喜ばせたり欲求を満たす為の買い物だ。(2)は、友人達と行く旅行やキャンプやカラオケやボーリングや諸々の活動費だ。お金で、お金以上の思い出を作ることができる。また、一人が持っていれば、みんなが使えるもの、楽しめるものも含まれそうだ。ゲーム機とか。(3)は、特定の人に対するプレゼント。

これら三つを上手い具合にバランスを取ってお金を使わなければならないのだなぁと、お金がない今となって切実に感じています

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[ほら、壁の向こう側で音がしなかった?チャリンって聞こえなかった?]