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世界の小説大百科を読んで、本を読んだ気になる。

世界の小説大百科 死ぬまでに読むべき1001冊の本

世界の小説大百科 死ぬまでに読むべき1001冊の本

図書館に行って「世界の小説大百科」を借り黙々と読んでいる。この事典では、一生に一度は読むべき1001冊の本が紹介されていて、簡単なあらすじも添えてあって面白い。読んでいて「いつか読んでやろう」なんて気持ちにさせてくれる。

ほとんどが欧米の作品ばかりなのだが、幾つか日本の作家の作品も紹介されていた。例えば、

夏目漱石『こころ』
三島由紀夫『潮騒』
よしもとばなな『キッチン』
村上春樹『ねじまき島クロニクル』
村上龍限りなく透明に近いブルー
宮部みゆきクロスファイア
遠藤周作『深い河』

などである(この中に安部公房が入ってなかったのは納得がいかない…『箱男』とか面白いのに…)。早速、古本屋に行き宮部みゆきの『クロスファイア』と遠藤周作の『深い河』『沈黙』を買った。これから読むのが楽しみである。

遠藤周作キリスト教に影響を受けたらしく、作品の一つ一つに強い倫理観のようなものを感じさせるらしい。

他に、キリスト教に影響を受けた作家に三浦綾子がいる。『塩狩峠』『氷点』『道ありき』など、彼女は人間の罪と救済を見事に描いている。

また、この事典でカズオイシグロの作品が収録されていて嬉しかった。僕がそんなこと言って良いのかわからないが、とにかく嬉しかった。カズオイシグロは『充たされざるもの』『わたしを離さないで』『日の名残り』『遠い山なみの光』など、どれも面白い。日本生まれのイギリス育ちのカズオイシグロの作品は、日本的であって、日本的ではなく、イギリス的であって、イギリス的ではないような印象を僕は受ける。また、カズオ・イシグロは作家として、自分のアイデンティティーの在り処を小説内で模索しているようにも見える。こんな事を言っておきながら、何がどう日本的で、日本的ではないのかと突っ込まれたら、何も答えられない。カズオ・イシグロの作品をまだ十全に理解できていないのかもしれない。ただ「なんとなく」そんな感じがした、という無責任のまま終わらせておきます。

さて、と。何から読んでいけば良いのか…。