読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

最近していること、今日したこと。

村上春樹 読書 旅行記

村上春樹「象の消滅」英訳完全読解

村上春樹「象の消滅」英訳完全読解

NHKの「英語で読む村上春樹」が面白い。象の消滅は今から2年前くらいに放送されたものです。今は「眠り」という作品を毎週日曜日の11時〜11時30分に放送しています。

CD化はしてないので音源を探すのが大変です(もちろんライブで聴けば良いわけですが)が、象の消滅はネットで検索すれば出てきました。

英語で読む村上春樹 - 象の消滅 01~25: quadrilingual

僕はこのテキストを買って通勤の時間に読んだり、ラジオを聴いたりしています。これまで村上作品をただ読んでいただけだったのですが、一つ一つの文章をじっくり読んでいくのもなかなか面白いです。読んでいけば「村上春樹の作品はグローバルであり、かつ日本的な側面がある」というのが分かります。逆説的ですけれども。例えば、人間が象に話しかけるシーン。象が町に引き取られ、小学生の1人が象に「象さん長く健康に生きてください」と話しかけています。日本人だと動物に話しかけるというはごく普通のこと(もしくはだった)だけれど、欧米からすると普通ではないという点。

村上春樹を読みつくす (講談社現代新書)

村上春樹を読みつくす (講談社現代新書)

小山鉄郎氏がその著書の中で指摘しているように、人間が動物に話しかけるということが文学の世界で書かれてきたということ。桃太郎も浦島太郎も動物が出てきて、言葉を喋っていますよね。そういう文学の世界から脱却を目指したのが近代文学だったと小山氏は指摘しており、この「象の消滅」はそういった日本人が古来から行われてきた「人間と動物の関係性の消滅」とも読める、と述べています。「象の消滅」というタイトルからそこまで考えられる小山氏はさすがです。

思えば村上春樹の作品には動物がたくさん出てきます。「風の歌を聴け」には鼠が出てきますし、「羊をめぐる冒険」には羊男が出てきます。動物というのが村上作品の一つの要素となっています。こういったことは、ラジオを聴いていて初めて得られた視点でした(小山氏の本はラジオとは関係無いですけれど、補足の為、あえて記述しています)。英語自体もそこまで難しいものではなく、高校までの文法とある程度の語彙があれば読めます。なかなか面白いテキストです。もっと早くに知っておきたかったですね。

話は変わります。
今日、近くにあるボルダリングジムに行って来ました。初めて行ってみたんですが、なかなか面白いスポーツでした。子どもの頃から木登りは結構好きで(今やると完全にアウト)、それに近いのものがありました。木ではなく岩ですが、登るという行為には変わりないです。

今日は初級コースの半分をクリアしたので、次回は残りの半分をクリアしたいですね。

それでは。